





100年に一度の星降る夜に現われた
たったひとつの煌めくりんご。
ひと口かじったそのときから
アステルの世界は、
まるで魔法にかけられたよう。
赤い果実に恋したアステルは
いつしかりんごひめと
呼ばれるようになりました。












アステルが暮らす、星が美しい国。
この国では、100年に一度、
空いっぱいに
星が流れる夜がくるといいます。
今日はその日。
アステルがりんごの木のそばで待っていると
数多の星が流れ始めました。
星がりんごの木にも降り注ぐと
星をまとって輝く、
ひとつのりんごが現れました。
そのりんごに魅せられ
ひと口かじったアステルに
不思議な出来事が
訪れるようになりました─── 。


























































































