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モロゾフはお菓子を作り、皆様に喜んでいただくことで育ってきました。創業より75年を過ぎた今でも、お菓子を通じてお客様に喜んでいただきたいというその気持ちは、全く変わりません。
「初心を忘れない」、その姿勢は戦後復興期のある事件を経験して以来、モロゾフの文化として脈々と受け継がれています。

モロゾフの創業の歴史の中で、お菓子づくりに対する姿勢を問われる事件がありました。それは戦争と復興の狭間でおこった悲しむべき事件の一つです。
製菓業は世界の平和なしでは存続しません。また、お菓子という産業は戦争の中では真っ先に犠牲になってしまうことを、モロゾフは戦争を通じて実感しました。
太平洋戦争が終わった後、「いつでもお菓子を楽しめる社会作りに貢献したい、お菓子づくりが真っ先に犠牲にならない社会を作りたい」そう心から願ったのでした。
戦後日本の社会にもようやく物が出回り始めたころ、チョコレートの小さなブームが復興期の日本に生まれました。しかし、ブームのさなかに生まれたチョコレートの中には、グルコースというブドウ糖に近い材料を代替えすることで、消費者を欺いたものもありました。
多くの企業がこの安価な代替え原材料を使用し、モロゾフにも魔の手はさしのべられましたが、本物のチョコレートにこだわり続けた先代社長である葛野友太郎は決してこのグルコースを使用しませんでした。
その時の葛野の言葉こそ、モロゾフのお菓子作りに対する原点です。
「本物だけしか使わない。それがモロゾフの姿勢だから」